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FEELINGアクティブデザインブログ

TSUBASA SATO
TSUBASA SATO 自然エネルギー隊長
アクティブデザインの自然エネ隊長です。
令和元年5月より念願のマイホーム(築44年の中古住宅)にて、完全オフグリッド化を目指す日々を発信していきます。
時々うたいます。

ついに発表!FIT終了後の売電価格!!

こんにちは!

アクティブデザインの自然エネ隊長サトウツバサです!

 

今朝の熊日新聞に、ついに出ました!
FIT終了後の売電価格!

 

 

九州電力はなんと、7円!!

 

全国で見ると、

東北:9円

中部、関西、北陸:8円

沖縄:7.5円

中国:7.15円

九州:7円

 

とのことでした。

 

このFIT制度、最大で48円にもなった売電価格が、ここまで落ちるんですね〜。
ということは、今日本の原発の殆どは可動していない状態ですが、十分に足りているということみたいです。

 

九州においては、発電量が多すぎて売電をしない日があります。

昨年10月から実施されていますが、その回数は6月6日現在で計56回にも及んでいるそうですが、

均すと4〜5日に一回くらいのペースで売電を止めていることになります。

 

もちろん発電量の多い日に売電が止まるので、売電してる人からしたらなんかもったいない感じもしますよね?

 

 

この対策のために、各メーカーはこぞって蓄電池を売り出しているわけですが、熊本は日本でもトップクラスに蓄電池が売れるんだそうです。
熊本地震で苦労した方も多いのでうなずけますが、問題はその蓄電池で大丈夫ですか?ということです。

 

メーカーさんの資料を見ると、よく住まい一軒分の電気を賄えます!みたいなことが書いてありますが、それには少し疑問を感じてしまいます。

もちろん、暮らし方によってはできなくはないと思いますが、

 

問題は

・自分たちが普段どのくらい電気を使っているのか?

・どんな暮らしをしたいのか?

・オール電化かどうか?

大きくこの3点は最低限確認しておく必要があるとおもいます。

 

今出回っている蓄電池で4kW〜12kW程度の容量だと思います。

 

さて、この容量であなたの家では、何をどのくらいの時間、どのくらいの電化製品が使えるのかわかりますか?

 

この部分の説明をしない販売店の営業が多いのではないかなぁと思います。

決してメーカーの製品は悪くありません。

保証もしっかりしているし、技術も確かだと思います。

ですが、販売するときに、これさえあれば安心です!みたいな営業文句で売ってしまうと、あとからとっても大変なことになるのではないかなぁって思います。

 

そのくらい売る側も買う側も、普段使っている電気のことを分かっていない人が多いということです。

キャンピングカー屋さんにバッテリー製品などを卸しているバッテリー屋さんの話だと、キャンピングカー屋さんでも電気のことは理解している人は少ないとおっしゃっていました。

とっつきにくいのか、なんなのかわかりませんが、毎日使うものなのに、全然分かっていないという現実があるのです。

 

 

例えば!

12kWの蓄電池を入れて、オール電化の家の全体で使えるようにしていたとします。

台風が来て停電しました。
学校も休みで子どもたちはそれぞれの部屋で、遊んでいます。

夏なので、各部屋でエアコンをつけます。

ご飯の支度やお風呂の準備にIHコンロや給湯器を電気で動かします。

蓄電池があるから、停電時もいつもと変わらない暮らしができるわ〜と電気を使っちゃうと完全にアウトです!

おそらく1〜2時間で停電してしまい(いや、もっと短いかもしれません)、本当に電気が必要な夜には結局真っ暗闇の中、暑い中、電気が使えず復旧まで待たなければいけないなんてことになりかねません!

 

せっかく高いお金かけて入れた蓄電池もいざというときに使えないんじゃなんのために入れたの!?って感じですよね。

 

私たちが考えるいちばん大切なこと。

それは、たくさんの電気が使えることではなく、

電気のことを理解し、エネルギーを正しく使うこと。

 

そういう意味では、オール電化は非常にエネルギーロスが多いなぁと感じます。

給湯や暖房、IHコンロ等の主に熱を扱う機器は非常にエネルギーの無駄が多いんです。

化石燃料(日本では全体の約9割が化石燃料を使って発電しています。)を使ってつくられた(化石燃料でつくられた熱を使って、蒸気を作り、その厚でタービンを回し電気がつくられます。)電気が、

送電線の中を通って、電気をロスしながら(電線との抵抗により必ずロスが発生します。)長い距離を運ばれます。

家庭では、その電気をまた熱に変えて使われるという感じです。

電気を熱に、熱を電気に変換する際も大きなエネルギーのロスが発生します。

 

要は、どうせ化石燃料使うんだし、最初から化石燃料を使って熱エネルギー作ったら?

って話なんですよ。

※本当は、薪などの木質バイオマスエネルギーを使えるのが理想ではありますが、まだまだ住宅街では難しいところもあるので、、、、

 

エネルギーを正しく使うってことは、

なるべくそのままのエネルギーを使えたら良いよね!ってことです。

熱は熱のままに使いましょうってことなんです。

 

だから、給湯はガスか灯油、できれば薪ボイラー。太陽熱温水器も。

コンロは、ガス、理想は薪のかまど。

暖房は、もちろんペレットストーブ!※住宅街でも問題なく使える木質燃料のストーブです!

暖房は、ガスも、灯油も、温水、薪等様々ありますが、

イチオシは・火が見える・調理できる・煙が少ない・あたたかい・永く使える・CO2を排出しない(カーボンニュートラルというサイクルなので実質CO2の排出は0です。)、消費電力が扇風機レベルな

ペレットストーブです!

 

 

 

まぁ、ペレットストーブの話はまた後日!

 

 

 

 

それで、卒FITユーザーに私がおすすめするのは、とりあえず7円だとしても売電は継続していただいて、昼間の晴れた日には、ポータブルバッテリーを充電して、夜の照明や携帯の充電などに使う!ということをおすすめしています!

予算や、用途によって様々なタイプをご案内できます!

 

アクティブデザインの事務所では4kWのパネルをのせて売電してるのと、代表の自宅ではメインリビングの電気を自給できるくらいのシステムを入れています。

代表の自宅は、天気が良いと半日程度でバッテリーが満タンになってしまい、充電するものがないからもったいないと怒っていることもあるくらいでした。笑

ですが、ポータブルバッテリーを使い始めて、メインのバッテリーが満タンになっってきたら、ポータブルバッテリーを充電することで、バッテリーを増設しなくとも、しっかりと電気をためておくことができて、持ち運びできるため、めちゃめちゃ便利みたいです!
最近では、早く満充電にならないかなぁと、ポータブルバッテリーを充電するのを楽しみにしているみたいです。笑

 

はじめから大きな蓄電池を入れるよりも、まずは最低限の容量で「使ってみる」ということが大事かなと思います。

システムを大きくするのは、あとからでも良いと思ってます!

※もちろん興味がある人は、ガンガン挑戦していってもらいたいですし、システム設計から設置、メンテナンス、サポートまで対応できますので、お気軽にご相談ください!

 

今日の熊本は、雨が降ったりやんだりな一日です。

先日九州南部が梅雨入りし、一年のうちで一番日照時間が少ない季節がやってきます。

今年は、空梅雨な予感もしていますが、、、、

暑さの問題はありますが、電気は正しく、大切に使いましょう!!

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